FX取引には多かれ少なかれ、リスクが発生します。
リスクを十分に理解しながら、運用することが必要です。
市場リスクには、外国為替リスク、金利リスク等があります。
外国為替リスクとは、外国為替相場の変動による外国為替の価格の変動により発生するリスクです。外国為替相場は、時々刻々と変化しており、為替差益が得られる反面、為替差損を被るリスクがあります。外国為替市場の相場が、予想とは反対の方向に大きく変化したときには、短期間のうちに、差し入れた取引証拠金の大部分またはそのすべてを失うこともあります。
政治・経済・社会などの混乱、制度変更、天災地変、通信障害、その他やむを得ない事由により、取引が制限される可能性があります。
それにより、予想外の大きな損失を被る可能性があります。
市場にある外貨の総量や取引量が少ない場合に、売りたいと思った価格で売れなかったり、買いたいと思った価格で買うことが出来ないリスクがあります。
マイナー通貨の売買や、極めて参加者の少ない時間帯に発生することがある。
基軸通貨であるドルの取引が、最も流動性の高く、流動性リスクの最も少ない取引といえます。
外国為替証拠金取引においては、少ない証拠金で、大きい金額の取引を行うことができます。いわゆる大きなレバレッジ効果を得る取引が可能です。
差し入れた証拠金の数10倍〜数100倍の金額の取引を行いますので、成功したときの利益も大きい代わり、失敗したときの損失・リスクも大きくなります。
証拠金取引には、取引を継続するために追加で証拠金を差し入れることになったり、差し入れた証拠金をすべて損失として失うリスクもあります。
オンライン取引は、インタ−ネットを介して売買を行いますので、インタ−ネット障害通信機器の故障等により取引が正常に行えなくなるリスク、通信障害等不測の事態による取引制限が生じるリスクがあります。
オンライン取引には、電話で注文を出す取引とは異なるリスクがあります。
オンライン取引では、自分自身が売買注文の入力を誤るという可能性が生じるリスクがあります。 そのため、意図した通りの注文を約定しない、あるいは意図しない注文が約定される可能性があります。
オンライン取引では、電子認証に用いられるユ−ザ−ネ−ム・パスワ−ド等の情報が、第三者に漏れたり、盗聴等されたりした場合、 その情報を悪用されることで、何らかの損失が発生するという可能性が生じるリスクがあります。
外国為替市場の変動が極端に激しい時に、インタ−バンクレ−トが提示されない場合があります。 その場合には、注文を実行できない場合が生じるリスクがあります。
取引先の倒産等により、取引の保証金や利益を回収できなくなるリスクのこと。
外国為替証拠金取引では、取引をした相手方の財務状況の悪化・破綻等により、取引ができなくなったり、預けた資金が戻ってこなくなったりするリスクがあります。現在は、金融先物取引法の改正により各社の固有資産・財産と区分して保管することが義務付けられた為、対応している会社では信用リスクは低くなります。
区分管理された証拠金は、信託銀行にて保管される形が多くなっていますが、その銀行の破綻リスクがあります。区分管理されていてもその先が倒産してしまっては意味がないので、区分管理の預け先も重要です。
証拠金を超える損失の発生を防ぐため、各社の定める基準に応じて、基準を下回った場合、自動的に反対売買をされ、ポジションが解消されるリスクがあります。
一般的に証拠金の20%前後で施行されますが、その額を保証するものではありません。